はじめまして。

こんにちは。

この度発足したMusica Panenkaチェコ•日本楽友協会に携わらせていただいており、その一環としてチェコの魅力をブログという形で発信させていただく事になりました。コロナ禍で、なかなか海外旅行が難しくなった今日この頃、チェコの今の様子や、美しい景色、素敵な文化などをチェコ現地からお届けできたらと思います。毎回の記事の最後に、テーマに合ったチェコ語を何か一つ紹介していこうと思っているので、あまり日本ではメジャーではない?チェコ語にも少し触れていただけたら嬉しいです。
今日は記念すべき初記事なので、まずは、少しチェコという国について、自分の自己紹介、私とチェコとの関係などについてお話しできればと思います。


〜チェコについて〜

f:id:cellocz:20211216230406j:image(カレル橋から見たプラハ城)

チェコはヨーロッパのほぼ真ん中にあり、「ヨーロッパの心臓」なんて表現される事もあります。首都はプラハで、人口は1,069万人。(2020年12月末現在、チェコ統計局)面積は78,866平方キロメートルで日本の約5分の1の大きさ、(外務省ホームページより)、北海道より少し小さいくらいです。日本に比べるとかなり人口密度が低いと感じます。日本に帰った時に、名古屋駅や東京駅の人の多さを見ると、お祭りか何かあるのかなと思ってしまうくらい、チェコではめったに日常生活で人混みって見ない気がします。チェコはもともとお隣の国、スロバキアと一つの国でした。チェコとスロバキアが平和的に別れたのは1993年1月1日なのでまだまだ最近のことですよね。チェコの主な言語はチェコ語ですが、元々同じ国だったのもあって、チェコ人とスロバキア人は言葉は違ってもお互い理解できて問題なく話せている光景をよく目撃します。もちろん2つの言語はとっても似ているのですが、私からすると不思議な光景です。チェコの映画やドラマを観ていると、スロバキア人がスロバキア語でそのままチェコ人と話すシーンがよくあって、ちょっとおもしろいです。チェコの事を話していると、それだけでこの記事が終わってしまいそうなので、チェコについては今日はこの辺にしておいて、続いて私の自己紹介とチェコとの関係についてお話したいと思います。

 

〜自己紹介、チェコとの関係〜
現在チェコの首都、プラハに住んで四年目になりました。日本の音楽大学を卒業後、プラハ芸術アカデミーで勉強していましたが現在は、プラハから車で一時間くらいのLiberec Divadlo fx Šaldyというオーケストラでチェリストとしてオペラを演奏しています。日本の音楽大学でチェロを専攻していた時に、チェコの弦楽四重奏団Pražák Quartetと出会い、チェコの弦楽器の音色に心を奪われてしまいました。それがきっかけでプラハに2週間サマーセミナーに行き、そこで初めて見るプラハの街の美しさと、チェコ語の響きの美しさに、更に心を奪われてしまい、大学を卒業したら絶対にプラハに行って、チェコ語を話せるようになりたいと思った事が、私の留学のきっかけでした。実は、今は亡き、大叔父もチェコに、とても関係のある人でした。大叔父はチェコ語の翻訳家、チェコ音楽研究家として、たくさんのオペラや本などを日本語に翻訳しました。残念ながら、私がチェコに来る前に亡くなってしまいましたが、きっと大叔父も大好きだった国、チェコに私がいる事を喜んで、天国から見守ってくれていると思います。
まだまだチェコに住んで四年と未熟ではありますが、とにかくチェコという国、文化、人々、言葉が大好きで、そんな大好きな国に住むことが出来ていて、感謝な毎日です。このブログのタイトルにもあるように、チェコという国は、本当に自然や建物がおとぎ話のように美しく、人々の生活スタイルも昔ながらの、かわいらしい所があって、おとぎ話の世界みたいだなぁと思うことがよくあります。そんな私のチェコ愛をこのブログでこれからシェアさせていただけたらと思っています。
それでは、今日はこの辺で、、


〜今日のチェコ語〜
記念すべき1つ目のチェコ語は、タイトルにもある「おとぎ話」という意味の「pohádka」(ポハートゥカ)です。
チェコの有名な作曲家ヤナーチェクのチェロとピアノのための作品でこの言葉が使われている曲もこちらに貼っておきます。
Leoš Janáček- Pohádka
https://youtu.be/PDQRYvmyv34